別名で御霊抜き、魂抜き、性根抜きとも

「閉眼供養（へいがんくよう）」とは、お墓を移動させたり、処分したりする際に行う儀式のこと。もともとは宗教上の理由から、手を合わせ信仰の対象になる物はあらかじめ僧侶が「開眼供養（かいげんくよう）」をしています。
これは、お墓がただの物ではなく故人の魂が宿ったものとして扱うためです。

儀式のながれ

１．家族や親族に相談する
一般的には、「閉眼供養」は、身近なご家族や親族のみで行います。
あらかじめその意味や理由などを伝え、ご供養の時期についても希望を調整しましょう。

２．菩提寺・管理霊園などに連絡する
ご家族の意志が決まったら、お墓の管理者や僧侶に連絡します。墓石を動かしたり戒名を追加したりする場合は、石材店などの業者にも連絡しましょう。工事や引っ越しの日程について計画を立て、全体の費用や法要にあたって必要な物についても確認しましょう。

３．日程決定
お寺や霊園などの予定を調整後、日程を決めます。その後、参列する親族などへ連絡します。

４．閉眼供養（法要）を行う
法要では僧侶に読経をしてもらいます。当日の服装は、できるだけ派手な服や露出が目立つ服は避けます。喪服や礼服を着る方が多いようです。

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